オホーツク人のDNAを受け継ぐアイヌ民族とは

オホーツク人のDNAを受け継ぐアイヌ民族

アイヌ民族とは、12世紀頃から19世紀にかけて北海道から東北北部にサハリン(樺太)、千島列島に及ぶ広い範囲に住んでいた古来の民族です。

縄文人―続縄文人―擦文人という流れをくむ人種というのが通説になっているということは、昨日の記事で書いたのですが、最新の研究では、北海道の北部や東部に住んでいたオホーツク人のDNAをアイヌ民族が受け継いでいたことがわかってきました。

北大の研究から、科学的にアイヌ民族(人)がオホーツク人を同化しアイヌ民族が形成されていった歴史が明らかになったということです。

色々と調べてみたのですが、オホーツク人の足跡が現時点で消えているのが、10世紀頃。アイヌ協会などの情報では、アイヌ人が形成されたのが12世紀から13世紀頃となっていますので、およそ2~300年もの長い間の足跡が消えていることになります。

この間に、アイヌ文化形成の主な母体となったといわれる擦文文化が形成されていたということですから、この空白に期間に、時代の変化が訪れる何かのきっかけがあったのかもしれません。

未知の歴史というものを、あれやこれやと想像することは、とても楽しいものですネ。

現代に引き継がれるアイヌ

さて、アイヌ協会のホームページによると、現代にアイヌの血を受け継いでいると思われる人、また、婚姻・養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる人を調査した結果が下の図に記されています。

この図からすると、網走から根室・釧路にかけてのオホーツク沿岸と釧路から白糠などのまでの胆振地方にかけて多くのアイヌの血を受け継いでいる人々が住んでいることが分かります。

別に調べたわけでもなく何の根拠もないのだが、これは、北海道南部・小樽に北前船に乗って渡海してきた和人に生活圏を脅かされアイヌ移住の地が北海道のオホーツク沿岸や太平洋沿岸に追いやられた結果なのかもしれません。

アイヌの歴史について書き出すとひとつの記事では書ききれませんので、この続きはまた次回書きたいと思います。