北海道で絶滅した魚『チョウザメ』

北海道で絶滅した魚『チョウザメ』

北海道にかつてチョウザメが生息していたことは、あまり知られていません。しかし、北海道の河川にはかつてチョウザメが生息し、時期がくればその河川を遡上していました。

北海道に生息していたチョウザメは、2種。ダウリア・チョウザメという種類とミカド・チョウザメという種類です。北海道がほこる大河『石狩川』『天塩川』『十勝川』『釧路川』にかつてチョウザメが遡上し、生息していたと言われているのです。

チョウザメの残した足跡

実は、北海道にはチョウザメがたしかに生息していたことを示す足跡が『町の名前』として今もしっかりと残っています。

北海道で生活していたアイヌ人達は、その昔、チョウザメのことを『ユベ』と読んでいました。そして、『チョウザメがいる川』のことを『ユベオツ』と呼び、ユベオツの発音がそのまま残り、今の『江別(えべつ)市』となったのです。

網走地方にある湧別も、「ユベオツ」が元になっています。

チョウザメが生息しいたのは昭和初期まで

北海道に生息していたチョウザメは、明治になると乱獲によって激減しました。そして、昭和10年頃を境に北海道の河川を遡上する姿を見る事ができなくなったと言われています。

河川の大規模な工事と乱獲が原因です。

かつて、北海道の日本海側を埋め尽くしていたと言われる『ニシン』も乱獲の為姿を消し、ニシン漁も途絶えてしまったという悲しい歴史を北海道は持っています。実は、チョウザメも同様の理由で絶滅してしまったのです。

今では、河川を遡上するチョウザメを見る事はできなくなってしまったわけですが、少し足をのばすと生きたチョウザメを見る事ができます。

それが、北海道美深町にあるチョウザメ館です。野生のチョウザメではありませんが、生きたチョウザメを見る事ができる貴重な博物館?水族館?です。

ちなみに、ここはなんと入館無料なんだそうです。

チョウザメ館の動画がYoutubeにアップされていましたので、以下に張り付けておきます。


個人的には、河川の整備工事が進んでしまい河畔林などがなくなってしまった北海道の河川では、当然無理な願いかもしれませんが、北海道の河川を遡上するチョウザメを筆者が生きているうちに一度で良いので見てみたいと思っています。

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