北海道分割論が自民・道民会議 議員より浮上。その裏側にせまる。

Unsplash / Pixabay

北海道「分県論」 複数の県に分割…自民道議が議論を開始

正月三が日から1週間。時を見計らったかのように、「北海道分県論が自民・道民会議 議員より浮上。議論を開始」というニュースが一斉に出回った。

分県論の必要な理由は、

  • 「知事一人では、広大な北海道の地域課題に目が行き届かない」
  • 「中央への発言力や政治力を高め、地域課題の解決や地域活性化につなげる」

という。

政治家がよく使う、もっともらしく聞こえる「建前」という奴だ。

少し北海道分県論の裏がわを紐解いてみると、

  • 「北海道を分割して、知事という椅子を増やしたい。」
  • 「分県すれば、議員の椅子が県の数だけ増える。当選しやすくなる。」

という本音が見えてくる。

3県だった北海道

かつて、北海道は、「函館県」「札幌県」「根室県」の3つが置かれた。開拓使が廃止された1882年の話だ。しかし、3つに分かれた行政区だったが、わずか4年で北海道庁に移行している。

ようは、3つで失敗したから、北海道に統合したということだ。

時代は、廃県・道州制

近年の日本では、地方自治体の統廃合が行われ、日本各地で市町村の合併が行われた。小さな自治体では、予算がとれず廃れるばっかりだったからだ。北海道でも、夕張市を筆頭に札幌以外の自治体では、高齢化・過疎化の波に飲まれ続けている。

その波は、市町村の単位から、都道府県の単位へ膨らみ、全国で「道州制」なるものが、議論されている。道州制の目的は、全国を10前後の広域自治体の○○州(例えば東北州)に再編成し、効率の良い自治を行うことだ。

ようは、今の県単位では、大阪が良い例であるように二重行政が多発し、効率が悪く、無駄な税金が必要となり、増税しなければ立ち行かない状況になっている。ということだ。

分県論は、まさに時代に逆行しているとも言えるだろう。

北海道を分県したときのメリット=椅子

自民党の道議員によれば、「分県すると北海道が活性化する。」と言うが、本当だろうか?

仮に自治体の線引きをしたとしても、「交通の便がよく、医療・生活のサービスが充実している札幌。」「車なしでは生きられず、たいした病院もないその他」という構図は変わることはないだろう。札幌以外に住んでいる老人達は、迷わず”札幌県”を選ぶだろう。

たいした教育機関もなく、楽しい繁華街もない、農業漁業以外の仕事しかない”札幌以外の県”に残る若者もいないだろう。

札幌以外 人<鹿

北海道を分県した場合、原野・森林の割合が極端に多い北海道では、札幌以外の「県」では、人の数より鹿の数が多くなることが予想される。

北海道ブランドの衰退

北海道がなくなれば、当然、北海道ブランドもなくなるワケだ。仮に分県された場合、「札幌ブランド」や「根室ブランド」とかに細分化されるのだろうか?

オールホッカイドウドットコムも、4分割、もしくは、6分割しなければならないのだろうか?

オール | ホッカ | イド | ウ

こんな感じだろうか・・・。

それぞれ、ドメインを取らなければならないし、更新もめんどくさい。。。笑

5つの県庁施設が新たに必要に

分県をした場合、各地に本来必要のない県庁施設を建設しなければならいばかりか、分県する為の費用(税金)は莫大なものになるだろう。

北海道分県論のまとめ

自分たちの椅子が欲しいが為の議論をすることよりも、札幌市以外に100万都市をつくる議論を行うべし!

(どうやら道議員は暇なようなので)議員数を今の半分(現在は101名!)以下に減らすべし!

道議員の議員報酬も今の1/3に減らすべし! 

※現在は、道議会議長は1774万円、議員は1376万円

北海道の平均年収は、400万円