北海道に実在する ドラえもんのひみつ道具「光りごけ」

北海道に実在する ドラえもんのひみつ道具「光りごけ」

大人の皆さんも、子供の皆さんも、ドラえもんのひみつの道具で「光りごけ(ひかりごけ)」という道具が出てきたのを覚えていますでしょうか?

ドラえもん てんとう虫コミックス第26巻「のび太の地底国」の巻きに登場したひみつの道具で、22世紀のバイオテクノロジーが生み出した、太陽のような光りを出す苔(コケ)。

この不思議な苔(コケ)を暗い洞窟に植えつけると、瞬く間に、洞窟が明るくなるという代物。

なんと、こんな素晴らしい道具があるのであれば、電気料はかからないし、エコロジーだし、温暖化も防げるし、いいことばかりじゃないですか!

と思うばかりなのですが、何しろ、漫画の中の世界・・・。この世にあるわけではないので残念無念。。

と思っていたのですが、なんと、この北海道にドラえもんの世界で登場した「光りごけ」が存在しているのです。

実在したヒカリゴケ

それが、これ。

「マッカウス洞窟のヒカリゴケ」。

マッカウス洞というなんとも北海道らしい名前がついた洞窟に、ドラえもんのひみつの道具にもでてきた「光る苔(こけ)」が生息しているのです。

北海道天然記念物にも指定されている「ヒカリゴケ

「マッカウス洞窟のヒカリゴケ」は、なんと北海道天然記念物に指定されている非常に希少なコケで、その保存・繁殖に力を入れているのだとか。

北海道庁のホームページで紹介されているヒカリゴケ

是非、このなんとも不思議な「ヒカリゴケ」を後世に残していってもらいたいものですね。

ヒカリゴケ」の気になる正体

さて、この「マッカウス洞窟のヒカリゴケ」の気になる正体ですが、ヨーロッパからシベリアなど北半球の寒帯~亜寒帯に分布するヒカリゴケ科ヒカリゴケ属のコケで、日本では北海道の他、長野県の千畳敷洞窟や埼玉県の吉見百穴にも存在している非常に貴重なコケなんだとか。

へぇ~実は日本各地にも存在していたというのが驚きです。

さて、この気になるヒカリゴケ。何故、光るのでしょう。
ヒカリゴケが光っている仕組みですが、コケ自体が発光しているわけではなく、コケの中にレンズ状の細胞があり、僅かな光を反射することで光って見えるのだとか。

因みに、このヒカリゴケ、環境省により、レッドリストの準絶滅危惧(NT)にも指定されているのです。

非常に繊細なヒカリゴケ、できることならこの先もずっとずっと儚く美しい光を放ち続けていてもらいたいものです。