北海道にもひろがるマンション傾斜・偽装問題

11/1 追記しました。

三井不動産と旭化成建材のマンション傾斜・偽装問題

三井不動産と旭化成建材のマンション傾斜・偽装問題が、全国に広がっている・・・。

きっかけは、三井不動産レジデンシャルが手がけた「パークシティLaLa横浜」。
マンションが傾いたり、壁にヒビが入ったりしたとの住民のクレームを販売元である三井不動産が、さんざんに無視し、しまいには嘘をついていたということで、全国的な問題に発展していったこの偽装事件。

「酷い話だなぁ、北海道にも飛び火しなければいいなぁ」

な~んて思っていたら、しっかり北海道でも偽装されていたとのニュースが流れていました・・・。

くい打ち工事を請け負っていたのは、旭化成建材(東京)。

その旭化成建材がくい打ち工事を請け負っていた建物は、全国最多の422件・・・。

全国最多で、422件・・・

ふむむむ、、こんなところで、全国最多をとってしまうとは、

さすが、試されすぎた大地「北海道」である・・・

マンションのくい打ち工事とは

マンションのくい打ち工事とは、どんな工事なのだろうか?

そもそも、この”くい打ち工事”は、硬い地盤の層に”くい”を打ち込むことで、建物を支え、建物が沈んだりしないようにすることを目的としている。

では、今回、偽装が行われた”くい打ち工事”はどんな工事だったのだろうか?

今回の”くい打ち工事”とは、旭化成の説明によると「DYNAWING工法」と呼ばれる工法で、簡単に言うと、

1.掘削器で硬い地盤まで掘り進んだ後、
2.セメントを注入し、
3.今、日本中を騒がれている「杭」をセメントが注入された硬い地盤まで差し込む。

ということらしい。

なにか、新しいような、新しくないような。

素人の筆者には、何がすごいかまったくわからない工法である。

日常茶飯事。慢性的な偽装?

今回、杭の偽装が複数発覚したところによると、

複数の担当者が、

「深く掘るとコストがかさむから、時間もないし、この辺で済ませときますか~。」

という感じで、常日頃から慢性的に行われてきたということなのだろう。

せっかく日本の優秀な技術者が画期的な工法を開発しても、現場がこれでは、まったく開発した意味がないように思えるのだが、こんな感じで会社としては良かったのであろうか?

なんだか残念な話である。

しっかりした杭(くい)と言えば、

しっかりした杭(くい)というキーワードで思い出すのは、今年の9月に記録的豪雨で堤防が決壊した鬼怒川沿いにあったへーベルハウスの白い家だろう。

あの凄まじい濁流に耐え、家主の命を救った英雄「へーベルハウスの白い家」のすぐ下には、相当にしっかりとした杭(くい)が、地中奥深く、ぐっさりと刺さっていたのだろう。

あっっっ

そういえば、、、

へーベルハウスって、旭化成ホームズでしたね。汗汗汗

同じ旭化成という冠がつく会社同士、企業倫理は共有したほうが良いかもしれませんね。^^;

何事も”基礎”が大事!!

兎に角!!

どっかで聞いた事のあるフレーズですが、やはり「何事も基礎が大事!! 」

ということだと思います。

11/1追記

1日、高橋はるみ北海道知事が会見を開き、

「(旭化成建材の対応は、)不誠実だ!」

と言い、不信感をあらわにしたということです。

北海道では、旭化成建材が偽装したくい打ち工事偽装問題について、新たに2件のデータ改ざんが見つかっており、北海道内で偽装問題が大きく広がりを見せている状況を見据えての知事の会見だったようです。

新たに見つかったのは、紋別市にある道営住宅”であえ~る幸団地”。そして、新篠津村の養護学校です。

リンクを張っておきましたが、北海道の建設部住宅局住宅課が作ったと思われる資料には、なんとも悲しいことに、

「安全・安心な避難に資する施設整備」

と書かれています・・・。

やれやれ、これでは、「危険・不安な避難しなければならない施設整備」と噂されてしまいそうですね。。。

“道”から受託したおシゴトですら、堂々とデータを改善していたということですから、民間から受託されたおシゴトは、まるで当たり前の如く、杭の深さを偽装していたのではないかと疑いたくなる事件です。