恵庭岳の噴煙。札幌から最も近い活火山とは?

恵庭岳の噴煙。札幌から最も近い活火山とは?

恵庭岳の噴煙

恵庭岳の噴煙(撮影日:2015年11月9日)

ご覧頂けるでしょうか?
ポッコリ尖った山頂付近のすぐ下から吹き上がる噴煙(水蒸気)。

北海道では11月になると気温がぐっと下がる氷点下になる日もちらほらしてきます。その為、今の脈々と活動を続けている活火山付近では、水蒸気がより濃くはっきりと見えるようになります。

この写真は、札幌から最も近い「恵庭岳」という名の山なのです。

北海道土産として支笏湖の絵葉書には必ずといっていいほど描写されているのがこの恵庭岳です。北海道の千歳市と恵庭市にまたがる活火山で、標高は1,320 m、1991年に気象庁より活火山として指定されている山です。

恵庭岳(えにわだけ)の名前の由来

恵庭岳(えにわだけ)の名前の由来は、アイヌ語の山名「エ・エン・イワ」からきたもので、「尖っている山」となっているようです。

この恵庭岳、変化に富んだ風景が魅力の山ということで毎年多くの登山客を集めていました。
しかし、現在の恵庭岳は、昨年の土砂崩れの影響やら山頂付近の溶岩ドームの崩落などから危険な状態が続いているとのことで、山頂への立ち入りが禁止されています。

また、オコタンペ湖を眺めながら、支笏湖畔まで通り抜ける78号線も、工事の為、工事車輌以外の立ち入りが現時点で禁止されている状態となっています。

札幌オリンピックの会場となった恵庭岳

1972年に開催された札幌オリンピックでは、ダウンヒルなどの滑降種目の会場として恵庭岳が使われたのは今も昔。

2003年の十勝沖地震から発生した恵庭岳の崩落に続き、昨年の大雨で発生した土石流発生の生々しい傷跡が残る恵庭岳は、今、とても危険な状況になっている山のひとつなのです。

それにしても、今回撮影した恵庭岳の「噴気」。
心なしか多いような気もするが・・・。

東日本大震災で起こった断層の変化に影響され、今の日本の活火山では様々な変化が起きているという。札幌に近い活火山である「恵庭岳」。
あと、2000年くらいは静かにお眠り頂きたいものである。