世界でも例の無い自然との共存都市 札幌

藻岩山展望台から札幌市をのぞむ

藻岩山展望台から札幌市をのぞむ

世界でも例の無い自然との共存都市 札幌

約6割の面積を森林が占めている北海道。
北海道の政令指定都市である札幌市には、日本に生息する陸棲哺乳類でも最大の種であるヒグマが住む山々が隣接し、年に1~2度ほど、札幌市の中心地に程近い「藻岩山」や支笏湖に程近い「札幌市南区」などにヒグマが出没します。

嘗て、天敵であった狼が居なくなって、その数を爆発的に増やしたエゾ鹿も、近年では札幌市近郊でも頻繁に見かけるようになってきました。

実は増えている野生動物?!?

少し昔は、エゾ鹿というと道東(知床半島がある方^^)というイメージが強かったものですが、今では、その数を爆発的に増やし西へ西へとその勢力を広げ、もはや札幌はエゾ鹿の支配下におかれ、知床半島にまでその勢いが及んでいると言われています。

実は、北海道にとっては、エゾ鹿の増加はあまり良いニュースではないのです。
エゾ鹿は、貴重な植物まであたり構わず食べまくるばかりではなく、エゾ鹿を餌とするヒグマも一緒に増やしてしまうという効果を持っていたりします。
キタキツネを見かけるくらいであれば大して問題はないのですが、日本に生息する陸棲哺乳類でも最大の種であるヒグマが増え、ヒグマ同士の競争に敗れたヒグマが頻繁に人里に降り、しょっちゅう人と遭遇するようなことになるのは大問題なのです。

北海道の住民にとっては、万が一の事態も想定されいますので、正直、御免こうむりたい気持ちで一杯です。

今年は豊作?

そういえば、今年は、「熊が出た」というニュースは聞こえてきませんので、もしかしたら、今年は山の木の実が豊作の年なのかもしれません。

世界でも例の無い自然との共存都市

北海道の総面積は、83,457.06km2。内、森林面積は、53,361.67km2。
北海道の約64%は森林に覆われています。

政令指定都市である札幌市でも、ヒグマや鹿などの大型の動物が人間の生活圏に顔を見せるということは、手付かずの自然と人々の都市が密接しているという紛れも無い証拠。このような自然と人が近距離で生活を共にしている都市は、世界的に見てもとても珍しいのです。

衛生写真で見ると、札幌市の西と南を囲うようにモリモリとした緑が広がっていることがよくわかります。

緑深く豊かな政令指定都市札幌。しかし、広い北海道、、手付かずの自然の宝庫であった道東や道北のほうでは、森林の伐採や河川工事が進み、自然のままの姿が消えてなくなってきているという話も度々聞こえてきます。とても残念な話です。

北の大地のすべてに人の手を入れるのではなく自然は自然のまま残すという方策もあっても良いのではないかと思うのですが・・・。
自然と人がうまく共存できている札幌。これからも自然を上手に守りつつ、世界でも例の無い自然との共存都市の姿を少しでも後世に残してもらいたいと思うばかりです。

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