増え続ける大災害への対策法まとめ その2 雷編

雷

台風・暴風・豪雨・洪水、増え続ける大災害への対策法まとめ 雷編

前回は、今年、東日本を中心に猛威を振るった「洪水」についての対策をご紹介しましたが、今回は、「雷」についてご紹介します。

雷、雷雨、落雷 というとつい最近までは、ちょっと遠い内地(本州)のお話でした。

といいますのも、北海道では、夏の夕立時に雷雨が発生し土砂降りを降らせるとか、都心を中心に頻繁に発生しているゲリラ雷雨とかいう現象は、見かけることのないものだったのです。

しかし、かつては、夕立やゲリラ雷雨は、対岸のお話で北海道はいたって安定したお天気、なんて感じだったのですが、ここ数年、北海道でも夏になると夕立が発生し、ゲリラ雷雨が頻繁に起こるという現象がきまって6月から9月までの間に起こる様になってきたのです。

地球規模の気候の変化は、地球誕生より続くもので今になって始まったものではないのですが、ここ北海道でも、年々、着々と気候が変化してきているということが実感できるようになりました。

雷発生の原因・メカニズム

「雷」の被害は主に落雷による火災や死亡事故となりますが、雷発生のメカニズムや特性を知っておくことで、日本のいたるところで発生する雷のリスクを避けることができるようになります。

ところで、何故、「雷」は発生するのでしょうか?

雷とは、いわゆる大気に溜まった電気のことで、雷が落ちるということは、大気に溜まった電機を放電しているということなんだそうです。

では何故、電気が大気中に発生するかといいますと、

地上の水が蒸発し水蒸気になり、空へ高く上がっていくと、上空の冷たい空気で冷やされ氷晶(ひょうしょう。小さな氷の粒のこと)となる。この際、水滴が凍結して凍りになる時に発生する熱(凝固熱)が増え続けると、周囲の空気が冷却されずに暖かい空気となる。暖かくなった空気は、上昇を始めます。

上昇をはじめた暖かい空気には、多くの水分が含まれているのですが、水分を含んだ暖かい空気は、乾いた空気よりも早く高く上昇をする傾向があり、この循環が繰り返されることによって、氷晶を含む積乱雲が発生します。

氷晶(小さな氷の粒)は上昇をする過程でぶつかりあったり擦れあったりすると、静電気が発生し、どんどん帯電していくという現象が発生します。

これが雷発生のメカニズムであり雷を伴う積乱雲のできる原因と言われています。

落雷発生のメカニズム

因みに落雷発生のメカニズムは、雲は、雲の下部はマイナスの電気を帯電した凍り氷晶や雲粒となり、雲の上部にはプラスの電気を帯電するという傾向があるのだそうです。

雲のマイナスの電気に引き寄せられる形で、地上ではプラスの電気が集まり、プラスとマイナスの中和作用によって落雷が発生するのが「落雷」なんだそうです。

なんだかややこしいですが、雷が発生するまでには、ある特徴的な大気の動きがあるということが雷発生のメカニズムからわかります。

雷が発生した場合の対処法

では、雷が発生した場合には、どのような行動を起こし身を守るべきでしょうか?

雷と伴った雲は、とても大きな音を発生しながら上空を通過していきます。まず、雷が発生している場所を大まかで結構ですので確認することが重要です。

雷の発生している場所を特定する。

雷が発生している場所と自分が居る場所の距離を測定する方法は、昔からの言い伝えにあるとおり、雷が光ってから雷の音が聞こえるまでの時間を数える。ということです。

例えば、雷が光ってから30秒だとすると、30(秒)×340(m)と計算します。

光と音のスピードの差は、1秒にすると340mなんだそうです。

30(秒)×340(m)=10200(m)

10200(m)。つまり、雷が発生している地点から10.2キロ離れているということがわかります。

現代では、多くの皆さんがスマホを持ってらっしゃると思いますので、計算するのはあっという間ですね。

雷から身を守る方法

雷から身を守る方法

  • 屋内に入る。
  • 身を潜める場所は、ガラス窓から離れた場所を選ぶ。
  • 電化製品の電源を抜く。
  • できれば、身の回りにある暴風で飛ばされそうな物を物置などに入れる。または、ロープなどで固定する。

屋内に入ることができなければ、

  • バイク、ゴルフカート、ゴルフクラブ、自転車などの近くには寄らない。
  • 水辺には寄らない。(感電するおそれがある為)
  • 金属には触れない。
  • 低い場所に移動する。但し、谷や水の流れがある場所は避ける。
  • 開けた場所も避ける。

このような簡単な対処法で、雷からのリスクを軽減することができます。

これから厳冬期に突入する北海道ですが、近年では、晩秋になっても雷が鳴り響く日があることが確認されるようになってきました。

まとめ

地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響で、雷に遭遇する機会も多くなってきました。

雷の鳴り響く音が聞こえた場合には、できるだけ頑丈な屋内に退避し、くれぐれも落雷にあわぬよう、自身の身の安全を確保して頂きたいと思います。

洪水、落ときましたので、次回は、本格的な冬を目の前にした北海道の毎年の課題。「寒波(厳しい寒さ)」への対処法をご紹介したいと思います。